うちの息子は、スーパーのお買い得なたまご、食べません。
「ちょっとくさい」というのが理由です。
彼は小学校一年生の時から、私が作業員として働いていた養鶏場の平飼いたまごを食べていたので、違いを感じるようになったようです。贅沢に育ってしまい反省がある反面、理屈を知らない子どもだからこそ、本当の「味」を感じているような気がしています。
私は、にわとりが生きる環境(自由に元気に動き回れる)、食べる餌(余計なものが入っていない)、飲む水(ミネラルたっぷり)がキーポイントだと、三年半、毎日にわとりの世話を続けた私は確信しています。
また、人参やピーマンが苦手な子どもたちが私たちの畑でとれた人参やピーマンは「おいしい!」と言ってたくさん食べる様子をたくさん目撃しています。
その子どもたちは「ヘンな味がしない」とか「いつも食べているのと違う」などと伝えてくれます。お米についても、「子どもたちが喜んでたくさん食べます」という嬉しいお声をよく頂きます。お米も野菜をおいしいと言って下さる理由は、平飼いたまごと同じ理由だと思います。
農薬なし、化学肥料なし、肥料最小限。その上で、甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳からの「水」、それをたっぷり含む「土」という恵みを受けて、最高の味を生み出しているのだと思います。